当社は「全国JOCジュニアオリンピックカップ水泳競技大会」に出場した全選手のスチール撮影しています

JOC観戦記 2006 SUMMER 初日

第31回全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会
期日 2006年8月26日(土)・27日(日)・28日(月)・29日(火)・30日(水)
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初日から大会新を出した能美SCの小堀勇気選手。11〜12歳200mフリー
初日から大会新を出した能美SCの小堀勇気選手。11〜12歳200mフリー
選手宣誓イトマンSS入江陵介選手
選手宣誓イトマンSS入江陵介選手
(財)日本水泳連盟林利博大会会長の挨拶
(財)日本水泳連盟林利博大会会長の挨拶
大会第1レーススタートの瞬間
大会第1レーススタートの瞬間
優勝旗返還前年度男女総合優勝チームイトマンSS
優勝旗返還前年度
男女総合優勝チームイトマンSS
競技開始直前の風景
競技開始直前の風景
「かしま道後」の森本さん
「かしま道後」の森本さん
 例年より蒸し暑い東京で、夏のJOがいよいよスタートした。
今回29回目を数えるこの大会は、前回よりも参加人数が増し、全国精鋭の約4300名のスイマーがこの辰巳に集結する。初日の今日は、朝8時半の開門前に会場の外は大行列ができていた。大会日程では、初日・二日目に12歳以下の選手の全競技が予定されている。今大会が初の全国大会となる子供達も多いことだろう。今回は、この年齢区分の参加人数が非常に多いとのことだ。
会場入り口付近で、先月大会写真の仕事でお世話になった、かしま道後(愛媛県)の森本支配人さんにお会いした。人波で揺れる中で、私を見つけてわざわざ声をかけていただき、とても嬉しかった。
さっそく、初日のインタビューをさせてもらう。
森本さんの所属する「かしまグループ」は、ほぼ毎回この全国大会に選手を送り出している名門クラブだ。「何回来られていますか?」と質問すると、森本さん自身、もう20年以上、毎回のように引率で来られているため、すぐに正確な回数は、思い出されないようで、すこし困っていらっしゃった。
今回は、12歳以下の選手を3名引率されているらしく、初日・二日目が終われば愛媛に帰られるとのこと。本大会に向けての選手指導をお聞きすると「7月末のエントリーぎりぎりにJO出場権を得てから約一ヶ月はレースペースを考える」こと、「疲労をためない」こと、さらに「体調管理をしっかりする」ことを本大会に向けた主な指導方針として揚げてくださった。
ベテランコーチの森本さん曰く、「選手達には、四国で速いからといって、天狗にならないでほしい。全国レベルの大会に出場することで、緊張感を克服して、モチベーションを下げずに集中力を持って、自分のレースに臨んでほしい」とのことだ。
確かに地方と都市では、JOに送り出す選手の人数を見てもわかるように、レベルが違う。同じかしまグループでもAZ(東京都)は40名以上の選手を送り出している。そうした意味もこめて、自分の所のような地方のクラブの選手は、地方大会でいい成績をおさめたからといって慢心せずに、全国のレベルを知ってほしいようだ。
例年より暑い夏に、熱い戦いがスタートした。
甲子園に負けない素晴らしいドラマの予感がする1日目だった。

レポート 菅野 了
主催:(財)日本水泳連盟
主管:東京都水泳協会
後援:(財)日本オリンピック委員会・読売新聞社
特別後援:東京海上日動火災保険株式会社
協賛:ミズノ株式会社
協力:(社)日本スイミングクラブ協会