決勝選手紹介 |
大会最終日の今日は、朝から気温も低くとても寒い一日となった。それでも、朝の開門前の行列は、まるで大会の盛り上がりを象徴するかのように長蛇の列で、スタンドは開門と同時にほぼ埋まってしまった。
今回は、CS区分で4月の日本選手権に出場する選手は、合宿等をしている関係で、JOCに来ていない選手も多かった。私事ながら、お世話になっている方でも、合宿に入られていた関係で、お会いすることができなくて残念でした。
そのような中でも、高校新記録は飛び出し、参加人数が縮小されつつある中でも、全体的なレベルが上がってきているのか大会新も最終日にきて例年に負けず多かった。
閉会後、お忙しい中、ジュニア委員長の鈴木浩二さんにお時間をいただけたので、その中から少し。
「昨夏は約190人、今春は約240人と思惑通りに参加人数絞れている」とのこと。決勝の時間が確かに短いだけに、ゆとりがでれば更にいいタイムも出ると思う。エントリータイムを上げることで、レベルの底上げにもなっていくのだとおっしゃった。
鈴木浩二ジュニア委員長 |
JOCオリンピアン勅使河原郁恵様 |
レース風景 |
オリンピックイアーということもあって、それにJOC世代を絡めたお話をお願いしたところ、「今の水泳界は、主に大学生〜社会人が日本代表として世界の舞台にたっている。理想はひし形の選手層、つまり、JOC世代がひし形の底にあり、上が社会人選手とすると、中央の広い幅に大学生がくるのが理想である」とのこと。
それは、JOC世代からも、オリンピック日本代表として、若いうちから経験を積ませ、成長し、またそこから次の世代が入ってくるということなのだという。ジュニアはそうなっていかなければならない、と結んで下さった。あらためて、JOCの担う大きさと、私自身が、この大会に携われることを誇りに思えた。
レポート 菅野 了