大会二日目
曇り空でも、相変わらず昨日同様蒸し暑い。
辰巳の公園では、せみの鳴き声がもの凄く響いているが、会場では、それ以上の応援がこだましている。
今日で、12歳以下の全種目が終了する。12歳以下の選手達は今日で帰ってしまうところも少なくない。そんな事情もあってか、東京海上日動&ミズノがスポンサーとなって、弊社が撮影を行っている恒例のチーム集合写真の申し込みが殺到して、順番待ちで不快な思いをさせたチームが続出してしまった。この場を借りて、ご迷惑をかけたチームに謝罪したいと思います。申し訳有りませんでした。
さて、今日のインタビューは、横須賀イトマンの川又コーチです。
横須賀イトマンは10歳以下の男女がリレーに出場する。
川又コーチ曰く、「10歳以下は、蓋を開けて見なければわからない。期待はしていても『いけるぞ、いけるぞ』などプレッシャーを掛けるようなことを言うと、やはり緊張してしまうので、口にしないように心がけてる」といった細かな配慮が必要なようだ。
普段はできるだけ子供と同じ目線に立って指導すると言う川又コーチ。最初のうちは上から見下ろすような目線だったが、それでは子供はついてこないことに気づいて、指導する姿勢を変えたのだという。
この10歳以下の子達には、肉体的によりもまず精神的なところから結果が出てくることもあると言う。
「何を一番練習してきたか?」の質問には、「とにかく楽しく泳いでもらえれば・・・」と笑いながら答えてくれた。普段の練習は、約2時間で、そのうち30分はストレッチとか。きっと、毎日、充実した練習に励んだ成果が、大会の出場に結びついたのだろう。
現在、川又コーチが担当する選手達は、10〜12歳の小学生だが、この大会後にひとつ上のクラスに上がる子もでてくるし、別のコーチにバトンタッチする子もでてくるらしい。大きな大会を区切りに、また別れと新たな出会いが用意されているようだ。
最後に結成2ヶ月の10歳以下リレー選手達と写真を撮っていただいた。
慣れないせいか、最初は表情が硬かったので、できるだけ笑って笑って、とお願いして、レース前だったのでガッツポーズをとってもらった。
エキジビションで、憧れの日本代表のリレーメンバーが模範泳を披露すると、子供たちの瞳がきらきら眩しそうに輝いていたのが、印象的だった。
レポート 菅野 了